京都府与謝郡野田川町(現在は与謝野町)に加悦鉄道はあった。「かや」と読む。京都府と言っても日本海側の天橋立に近く、京都駅から100km以上離れていて、レンタカーでも2時間は必要な距離だ。1985年(昭和60年)に国鉄宮津線が貨物営業を廃止したため、丹後山田駅(現在の与謝野駅)に乗り入れていた加悦鉄道も貨物輸送が出来なくなり、収入を貨物に依存していた同線は廃止を余儀なくされた
森製作所で1953年(昭和28年)に新製された加悦鉄道の生え抜きDB201。森製作所で作られ、正面から見るとぶたの鼻の様に見えたので「森ブタ」と呼ばれている 2006年9月
2軸のロッド機関車であるが入替機ではなく、エアーホースもあり軌間1,067mmの立派な機関車である。
社紋は、親会社の日本治金工業株式会社のもの。調圧弁がランボードの上にある
「森ブタ」という愛称の由縁たるラジエーター部分
非エンジンサイドのボンネット。逆転機が入っている
DB201の特徴でもあるジャック軸にカウンターウエイト。模型を作るには面倒な構造だ
コンプレッサーは、ランボードの下に設置されている