オーストリアン・ナローは、軌間760mm。オーストリアでも多くのナロー線区が廃線となったが、政府の手厚い補助があるのか、殆どの鉄道が「博物館鉄道」として廃止の翌日から始動していて、何とも羨ましい限りである
以前に紹介した「ÖBB2091」と共に90年代でもオーストリアン・ナローの主力ディーゼル機関車であったのは15輌製造された「ÖBB2095」である。ロッドドライブのB’B’で、自重は31t。2095 012は、グミュント機関区に所属していた 1996年(平成8年)9月
「ÖBB2093.01」(旧BBÖ2070.01)は、1930年(昭和5年)に製造されたオーストリア初の電気式ディーゼル機関車で、現在、イプスタル鉄道で保存中 キーンベルク・ガミング
正面には「BBÖ」当時のマークが付いている。Bo’Bo’の「ÖBB2093 01」は、1991年(平成3年)廃車となり、翌年、鉄道博物館協会に売却となった
1934年(昭和9年)製の12tディーゼル機関車「ÖBB 2190」は2輌が製造された キーンベルク・ガミング
ナローでは本格的な31tディーゼル機関車、シュタイヤーマルキッシュ鉄道(StLB)のVL16 ムーラウ・シュトルツアルペ
1967年(昭和42年)製のBo’Bo’で、日本風のスタイルであるが、この形でも電気式である
シュタイヤーマルキッシュ鉄道、タウラッハ鉄道(Club 760の営業)は、総じて「ムルタール鉄道」と呼ばれる