毎年冬になり乾燥して来ると体に数個の赤疹が出来ていたので、今年も「いつものように」出来たなという認識でした。が、今年はある日を境にそれが全身に「爆発的に」拡散されました。最初は市販薬で対応していましたが、2~3週間経った後、非常に激しい耐え難い痒みを生じ、搔いてしまうと更に湿疹が広がって、二晩ほど寝られなくなり遂に皮膚科へ!先生の診断は聞き慣れない「自家感作性(じかかんさせい)皮膚炎」

最初はこんな湿疹でした。発端である皮膚炎が急激に悪化して、細菌などが血流により全身に運ばれ、激しい痒みを伴った赤疹、丘疹が全身に広がる疾患だそうです。一種のアレルギー反応ではないかと言われているそうで、不思議な事に手足、体幹に左右対称に発疹しました

重度の症状なので治療は「副腎皮質ステロイド」に頼るしかないそうで、ステロイドの内服薬とステロイド外用薬と亜鉛華軟膏を混合した軟膏を処方されました

夕食後に米粒程の「副腎皮質ステロイド」(薬名:プレドニン)1錠を内服し、入浴後に軟膏を全身に塗布して就寝すると、あれほど寝られなかった痒みが全くなくなり、朝は寝坊する程の睡眠が取れました。「副腎皮質ステロイド」は劇的に効きましたが、用法を誤ると何とも「恐ろしい薬」になるなと実感しました

かなり良くなりましたが、五日経った現在も軟膏の塗布とステロイド内服を続けています。皆さんも湿疹が出来たら自己判断せず皮膚科の門を叩いてみて下さい