オーベルジュとはフランス語で「宿」であるが、いつしか、宿泊施設を持つレストランを特に「オーベルジュ」と呼びようになったようである。そのオーベルジュであるが、基本的に食事がメインでフランス料理のフルコースとなると、結果的に宿泊料金が高くなる所が多い。「県民割」が使用出来る9月中にと日光にある「オーベルジュ・ブエナビスタ」に出かけてみた

在ブラジル リオデジャネイロ日本総領事公邸や、ペルー リマ日本大使公邸で公邸料理人として勤務されていたという異色のシェフが作る料理は、地元栃木の野菜の味を大切にした優しい食事で、ペルーの置物と栃木県特産大谷石(おおやいし)が目を引く

大谷石を薄くカットして作ったマットに乗せられたのは「季節のアミューズ」

冷製オードブルは「頂鱒(いただきます)のマリネと彩り野菜のサラダ アボカドのピュレとスパイシーなビネグレット」それぞれの野菜が、それぞれに美味しい

温製オードブルが「霧降高原豚のチチャロン レンズ豆の煮込み添え」チチャロンは、豚肉の塊を茹でて、スライスしてから揚げ焼きしたもので、ペルーの朝食の定番

魚料理は「鮮魚のポワレとグリル野菜 ペルー産オリーブのタプナード」魚は鰆でした

メイン料理は「那須野が原牛のロティ ソース ベルシー 柔らかなジャガイモのピュレと木の子のソテー」

そして「本日のデザート」

全てが美味しかったが、霧降高原豚のチチャロンが最高で、「おかわりしたい一品」でした。宿泊料金は22,000円(税込)。決して安くはないが、県民割と日光市の商品券を合わせると7,000円の割引になるので、栃木周辺県にお住まいの方はこのチャンスに是非どうぞ!(残念ながら、東京都民には適用になりません)