日暮里にあるベトナム料理店で「バインセオ」を注文した。メニューの「バインセオ」の下に「ベトナム風お好み焼き」と書かれていたのでお好み焼きをイメージしていたが、予想とは全く異なった料理が出て来た
この「バインセオ」は、米粉にココナッツミルクとターメリックを加えた物を薄くクレープの様に焼き、中に豚肉、鶏肉、海老、野菜などを包み込んだ後、さらに焼いて仕上げるそうである
これを適当な大きさに切って香草と共にレタスやサニーレタス等の葉物野菜で包むそうであるが、この店ではバインチャンと呼ばれるライス・ペパーで包む
そのバインチャンを入れる専用容器。両サイドに水が入っていて、中央の乾燥させたバインチャンを水に浸けてから包む。要するに生春巻きの皮と同じである
包んだものを、ヌクマム(魚醤)に砂糖、ニンニク、トウガラシ、ライム等を合わせたヌクチャムというつけ汁をつけて食べる。揚げ春巻きを生春巻きの皮で包んだような料理で、生春巻きの食感と中のカリカリとした食感が楽しめる
余談であるが、英語では揚げ春巻きがそのまま「spring roll」なのに対し、生春巻きは「summer roll」と呼ばれている