バリエーションを増やして生産台数を稼ごうとして作った模型が、時として異彩を放つ事がある。このDD13の8次車である130号機もその1台だ。1961年(昭和36年)に生産された7次車(7次車は111号機1両)から、ヘッドライトが1灯からシールドビーム2灯となり、車体の帯の色も黄色からクリーム色2号に変更となった。この後、新製時からディーゼル機関車標準塗装で登場することとなる1963年(昭和38年)製造の12次車までの僅か2年間に製造されたDD13のみがこの塗装となった
2年間に製造された台数は60台。1960年代初頭だとカラー写真も少なく、ネット上にもカラー写真は皆無であり、過去の模型でも殆ど発売されていない塗装であるが、ぶどう色2号とクリーム色2号が良く合い、シールドビーム2灯と相まって上品な車両に仕上がっている