BVZ(ブリーク・フィスプ・ツェルマット鉄道)は、2003年(平成15年)に氷河急行を共通運用しているFO(フルカ・オーバーアルプ鉄道)と合併してMGB(マッターホルン・ゴッタルド鉄道)となっている

当時のBVZ主力電車ABDeh8/8。1、2等、荷物合造電車で、ボギー車両が2輌固定連結されて使用されていた。2041~2043が在籍し、それぞれ、ブリーク、フィスプ、ツェルマットという社名となっていた三つの町の名前が愛称として付けられている。後方に急斜面が続くラック区間 1992年7月

BVZは、谷間を走っている鉄道なので、殆ど全ての駅構内が大きくカーブして、直線のホームは少ない

ツェルマットを出るとすぐに雪崩除けに入り、出てきた辺りでマッターホルンの頂が辛うじて見えてくる

1991年(平成3年)にランダ~ヘルブリッゲン間で起きた大規模な山崩れによりBVZは250mにわたり線路が瓦礫の下敷きとなり、同区間は数か月間にわたり不通が続いた 1992年7月

瓦礫はとても撤去出来る量ではなく、同区間を大きく迂回するルートが建設され現在に至っている

現在でも同鉄道の主力機関車であるHGe4/4Ⅱ形

「A」はラック区間入口の標識