花巻電鉄は、東北本線花巻駅から花巻温泉までの鉄道線と大沢温泉、鉛温泉などに向かう軌道線の2系統があり、軌間はいずれも762mmであった。また、軌道線は中央花巻にて岩手軽便鉄道と接続していた
花巻の材木町公園にあるクラシックな建物(当時は確か婦人会館)に寄り添うように花巻電鉄デハ3は置かれていたが、残念ながら全面上までフェンスという動物園のような中で、それも、ブルーシートや脚立が置かれていて、改装工事中! 2010年9月
保存会の方が作業中であった。「中で撮っても良いですよ」という有り難いお言葉に甘えて撮影開始
台車は、雨宮製作所のアングル付き板台枠。軌間は違うが、銚子電鉄デハ101の台車と同じスタイル
2枚引き戸のドアで、前方の窓が戸袋。手すりに可愛い滑り止めが付いている
「脚立を使って屋根上もどうぞ!」再び、ご親切なお言葉に屋根上も撮影。屋根上の痛みは予想外に酷い
側面がドア部分より急激に細くなるので、妻板部分はこれしかない。それでも窓は、意地の3枚窓
客室内は比較的余裕があるように見えるが、シートピッチは36cm
ドア開閉部と昇降台部分の欠き取りが左右にあるので、運転手が立っていられるのは、この部分だけ