九州新幹線の新八代~鹿児島中央間の開業に際し、鹿児島本線の八代~川内(せんだい)間を第三セクター方式の会社としたのが「肥薩おれんじ鉄道」である

一番採算の取れそうにない区間をJR九州から押し付けられた形となった鉄道なので、立派な架線柱が立ち並ぶものの、自社車両は新潟トランシス製の軽快気動車のみで、電車は1台も保有していない 肥薩おれんじ鉄道薩摩大川~西方 2021年(令和3年)9月

現在、この架線を使用しているのは、「肥薩おれんじ鉄道」の株主でもあるJR貨物の電気機関車のみである

「肥薩おれんじ鉄道」を経由して鹿児島貨物ターミナルには、1日5往復のコンテナ貨物が乗り入れているが、早朝、夕方、夜間が多く、日中普通に撮影出来るのは1往復のみである

薩摩大川~西方を行くEF81 502号機(門司)が牽引する4093列車。東シナ海が美しい

EF81 455号機(門司)が牽引する4093列車。455号機は車体裾に水色の太い帯が巻かれている