福島県から奥羽山脈を越えて鉄道で山形県に入るのに必ず越えなければならない峠、奥羽本線板谷峠。福島側から、赤岩駅・板谷駅・峠駅・大沢駅とスイッチバック駅が四駅も連なっていた為、昔から4110、EF16、EF64といった強力な補助機関車が活躍した線区でもある。1968年(昭和43年)に交流化されてからは、EF71、ED78が投入されていたが、1992年(平成4年)の山形新幹線開業に伴う標準軌への改軌によりスイッチバックは全て廃止された
板谷駅付近で50系普通列車を牽引するEF71 4号機。左下のトンネルは、スイッチバック用の線路 1987年(昭和62年)5月
12系客車による急行「ざおう82号」と記憶しているが? 峠駅付近を行くEF71 15号機。14、15号機は1973年(昭和48年)に増備された機関車で、前面の通風孔がなく、テールライトの形状が異なる。また、ナンバープレートがブロック式となり帯も銀塗装となっていて、廉価版といった感じ
50系客車3両を牽いて板谷峠を下って来たEF71 12号機。この機関車には申し訳ない位に短い編成 赤岩~庭坂間
スイッチバックで50系客車を推進して板谷駅に入るEF71 10号機。右手前は米沢方面の本線