鹿島鉄道２

鹿島鉄道は、常磐線石岡駅と鉾田を結んでいた非電化の鉄道である。元の関東鉄道鉾田線から１９７９年に分離された会社で、もともと赤字線だったものを分離しただけなので、黒字化への成す術もなく、さらに悪いことに頼みの綱だった百里基地への燃料輸送が２００１年に終了すると、翌年には、貨物輸送がすべて終了となってしまった。そうなると、残るは自治体の支援しかなく、それでも５年間は支援を受けて延命したが、残念ながら２００７年３月末をもって廃止となった

３月廃止が決定していて、直前になると人も増えると考え１月に訪れた。キハ６０２とキハ７１４の２輌編成で「さよなら鹿島鉄道」というありがた迷惑なヘッドマークを付けた列車が運行されていた　２００７年（平成１９年）１月　榎本～借宿前　

借宿前駅に到着するキハ７１４。７１４には、さらに大きなヘッドマーク

巴川（ともえがわ）～借宿前を走る

午後になって単行運転になり、ありがた迷惑なヘッド・マークが外されてホッとする　浜～玉造町

浜～玉造町駅間を行くキハ６０２。立派な車長である