今年の1月、京都新聞が加悦(かや)鉄道の保存車両を展示している「加悦SL広場」の閉演を報じた。加悦鉄道保存会では、決定事項ではないとしているが、どうなる事か心配である。いずれにしても、1地方私鉄の車両を中心に、これだけの車両が保存されているのは、国内でも類を見ない。京都府といっても京都駅から車で2時間は掛かってしまう不便な場所で、今日まで長期間、公園が存続出来ているという奇跡的な事実は、親会社の日本冶金工業の理解と支援、保存会の努力によるものであると想像出来る
加悦SL広場には、蒸気機関車6輌、ディーゼル機関車5輌、ディーゼルカー4輌、客車5輌、貨車3輌、ラッセル車1輌が保存されていて、この貴重な車輌達の離散は何とも避けたい事である。その車両の中でも、このキハ101は、加悦鉄道の生え抜き。2004年(平成16年)には動態復元されている 2006年(平成18年)9月
1936年(昭和11年)の日本車輌製造製。荷台が付いている気動車が多く造られた時代である
キハ101は、片ボギーという特殊な3軸構造の走り装置を持つ気動車。現存しているのは、日本でただ1台という貴重な車両である 2006年(平成18年)9月
カタカナの「カ」を8文字並べて「カヤ」。ダジャレの様な社紋が当時は多かった 2016年(平成28年)10月
排障器の後方にラジエター
1軸側台車に動力が伝達されていた
2軸側台車は、動力なしの簡素な菱形台車 2016年(平成28年)10月
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