新潟交通電車線は、白山前(県庁前)と燕駅間36kmを結んでいた軌間1067mmの併用軌道と専用軌道を有する鉄道であった。1992年に併用軌道の白山前~東関屋間が廃止、よく1993年には月潟~燕間が廃止され、東関屋~月潟間だけが取り残される形となってしまった。こうなると利用客の減少はさらに加速されていき1999年4月4日をもって全線廃止となってしまった
白根(しろね)駅は、駅舎側に単式ホームと貨物用の側線(写真手前)、構内踏切を渡ると島式ホームがあり1線は留置線となっていて、混雑時に使用する不随車が留置されていた。駅舎にも新潟交通の社紋 1998年8月
留置されていたのはクハ46。クハ46は元小田急のデハ1408の車体を使用して作られた車両
クハ46は、廃線後、埼玉県長瀞町にある金属加工会社に引き取られ、車内はさよなら運転をしたままの状態で保存されていた。ストリートビューで見ると現存しているようで、嬉しい限りである 2003年7月
白根駅を出発する東関屋行き単行列車モハ19。モハ19は、旧型車両の機器と日本車両の車体(所謂、日車標準車体)を組み合わせて作った車両 1998年8月
白根駅に進入する月潟行きのモハ12。モハ19とは異なりヘッドライトは埋め込み型
変電設備が併設されていたため、地方私鉄の駅としては大きい
廃止前には、終日の有人駅が始発の東関屋駅と、この白根駅だけとなっていた 1998年8月
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