現在、大井川鉄道ではC10 8、C11 190、C11 227、C56 44と4輌のSLを運行しているが、その中で最も古く製造された機関車が、このC10 8号機で、現存する唯一のC10となっている
C10は、1930年(昭和5年)に30輌が製造されたが、自重が重いこともあり、追加生産される事はなかった。とは言え、日本の近代型タンクSLの礎となった機関車であり、貴重な1輌である 2017年(平成29年)1月
新金谷駅でウォーミング・アップをするC10 8号機。8号機は大宮機関区に配置された後は各地を転々とし、早々と1962年(昭和37年)には廃車となっている。国鉄から岩手県宮古のラサ工業に譲渡され、さらに、宮古市に譲渡された後、1994年(平成6年)に大井川鉄道へ譲渡され現在に至っている
抜里(ぬくり)~川根温泉笹間渡(ささまど)間の大井川第一橋梁を渡るC10。雨が降り出す生憎の天気となった
乗っている観光客とは何の関係もないヘッドマークをわざわざ付けるのか理解できない。「がんばれ受験生」・・・
終点の千頭駅では、雨脚がひどくなり本降りの天気となったが、SL列車は満席
後部水タンクには、リベットが残っている
大井川鉄道には現在も20輌近くの旧型客車が残っていて、SL列車に使用されているが、かなり傷みが激しくなってきた 新金谷 2017年(平成29年)1月
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