レーティッシュ鉄道(RhB) Ge4/4Ⅰ 601~610
1947年、レーティッシュ鉄道に初めてGe4/4というロッドドライブではない機関車が入線した。日本でいうとED級の電気機関車で、後続車もED級だと全てGe4/4となってしまうため、Ge4/4Ⅰ形としている。初期は妻面に貫通ドアがあったが、のちにドアを埋める改造が行われ、さらに1986年からは前面2枚窓に大幅改造を施された。以下の写真は全てこの最終型である

レーティッシュ鉄道(RhB)の車輛は正面に地元グラウビュンデン州の紋章を掲げ、機番の他に地名から取った「機体名」が付けられている。例えば、このGe4/4Ⅰ 602の場合は「ベルニナ」。残念ながら602は2012年に廃車となっている。エンガディン線ズシュ~サグリアインズ  1994年9月

サン・モリッツの短絡線プント・ムラグル~ポントレジナ間を行くGe4/4Ⅰ 604「カランダ」。604は2011年に廃車  1998年11月

アルブラ線フィリスール駅構内にて停車するGe4/4Ⅰ 603「バドゥス」 603は現在も使用されている模様である
1994年9月

クール駅にて貨物列車を牽引するGe4/4Ⅰ 604「カランダ」 1994年9月