富山県高岡市の伏木ヤード跡近くにある雲龍山勝興寺(しょうこうじ)は浄土真宗本願寺派の寺院で、起原は文明三年(1471年)。戦国時代は越中一向一揆の旗頭として威勢を誇っていたようである
鯱が載っている総門は、寺院ではなく城郭の表門のようだ
総門の中には土塁や空濠を巡らせて、総門の正面には望楼形式の鼓堂まであり、完全に城郭である
立派な檜皮葺の唐門は京都から移築されたとのこと。正面に本堂が見える
平成10年(1998年)から令和2年(2020年)までの23年を掛けて、寺院内の12棟全ての保存修理を行ない、大伽藍が蘇った。柱が異様に多い本堂は令和4年(2022年)12月、国宝に指定されている
寛政7年(1795年)に建立された「本堂」は全国でも8番目の大きさを誇る
内部には極彩色の輪蔵を備えるという「経堂」。残念ながら非公開である
本堂に続く「大広間と式台」も国宝に指定された
囲炉裏がある立派な庫裏(くり)の台所。板の間で使用出来る井戸が設置されているのは珍しい
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