14歳の夏休み、初めて一人旅に出た。今で言う「乗り鉄」「撮り鉄」半分半分の撮影旅行である。上野駅から初めての夜行普通列車に乗り、降り立ったのは常磐線平駅(現在のいわき駅)。空が白み始める前の暗いホームで、立ち食いそばを食べた記憶がぼんやりと残っている。父親の持っていたピント合わせのレバーしか付いていない35mmカメラを持って、明るくなった構内で最初に撮った1枚が8620。だが、寝ぼけながら撮っていたらしく、一体全体、何線の何列車だったのか、全くデータがない。

常磐線平 1968.08.12

磐越東線小川郷 1968.08.12 以下同日

目的もなく、平駅から磐越東線に乗って2つ目の駅、小川郷で下車。何もない駅であったが、夜行の疲れを取ってくれる時間が過ぎていき、目が覚めると、夏の暑い太陽と9600の牽く平行き普通列車。

やがて、バック運転の9600が客車二輌を牽引して登場

Ⅾ60は小川郷駅で貨車の入れ替え作業に奮闘中

試運転中のピカピカなDD51がD60の前補機について小川郷駅に進入。そして、今、気が付いたが、左端に写っている貨車移動機は何?(笑)

 

それにしても、あの日から50年も経ったのかな~?何かの間違いではないかと年齢早見表を見返すも、やはり、あれから50年