1928年(昭和3年)に、上田温泉電軌が発注した電気機関車が川崎造船所で竣工した。40tのデロ301(形式デロ300)である。だが、流石に40tの電気機関車は、上田電軌には無用の長物で、1940年(昭和15年)には、早くも廃車となってしまう。これを購入したのが名古屋鉄道で、デキ501(形式デキ500)と形式変更して1969年(昭和44年)まで使用したが、こちらも1970年(昭和45年)に売却となってしまった

これを購入したのが岳南鉄道で、同社保有機の中では1番の大型機として活躍した 2006年(平成18年)1月

岳南鉄道での形式はED50形ED501となったが、車体表記は名古屋鉄道のままの501

名古屋鉄道のローマン字体の「501」は、外される事なく最後まで残され、2015年(平成27年)に廃車となった