群馬県沼田市利根町にある林野庁森林技術総合研修所林業機械化センターには、仁別森林博物館に保存されている温根湯森林鉄道2号機と同期、1921年(大正10年)製の置戸(おけと)森林鉄道3号機が保存されている
リアタンク機関車で尻餅をつきそうな車輪配置。ただ、そのアンバランスなキャブが何とも魅力的 2019年6月
メーカーズプレートは残念ながら保存の為、取り外されていたが、ボールドウィン1921年製、製造番号54511。温根湯の2号機が54419なので、ほぼ同時期の生まれである
ボールドウィン製らしい正面の煙室周りが立派。玉ねぎのような「火の粉止め」も立派。勿論、隣のホイットカムGB-4も負けないくらい立派な存在感
後部台枠がボルトで火室に取り付けられている。そして、火室の脇にはキャブの床からハンドブレーキの棒とブレーキシリンダーが出ていて、ブレーキてこに取り付けてられている。従輪が美しい
後部のタンク部分を支える為のブレースが、キャブ内の何とも邪魔な位置に取り付けられていて、さぞかし機関手は何度もこれにつまずいた事であろう
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