秋田駅の東側は、山が近くまで迫り、1968年(昭和43年)までは、駅前にまで森林鉄道が乗り入れていて、秋田駅東口は貯木場となっていた。その貯木場から仁別方面に伸びる森林鉄道本線を中心とする鉄道が仁別森林鉄道である。現在、仁別地区の奥には「仁別森林博物館」があり、その往時を忍ばせる

2008年(平成20年)にリニューアルされた博物館の中央には、それまで雨ざらしの状態であった「酒井F-5」がレストアされて見事に蘇っている  2008年5月撮影

「酒井F5」は8tのボギー機関車で、仁別森林鉄道ではなく、仁鮒(にぶな)森林鉄道で使用されていた機関車

軒下ながら、きれいに塗装された留辺蘂(るべしべ)営林署温根湯森林鉄道の2号機 2008年5月

森林鉄道ならではのタマネギ型の煙突が、ユニーク

博物館内に展示してある温根湯森林鉄道2号機のメーカーズプレート。製造は1921年(大正10年)のボールドウィン社で、製造番号は54419番。通しナンバーなのか?