数日前に降った雪がまだ残る寒い日に栗原電鉄を訪れた。当時は、東北本線石越駅から25kmほど栗駒山地に入った細倉駅まで旅客と貨物の営業を行っていた

栗原電鉄の前身、762mmナロー時代の栗原鉄道が1950年(昭和25年)に製造したED18形(181~183)機関車を、1067mm改軌に際してED20と改称した機関車。石岡駅構内のED201 1974年(昭和49年)12月

石岡駅より単機回送で出発するED201

若柳車両区でスタンバイするED202

同じく若柳機関区で入れ替え中のED203。台車が車体からはみ出しそうである

ED202とED203

1987年の貨物営業廃止にともない赤字経営に拍車がかかり、1995年(平成7年)からは、内燃化して「くりはら田園鉄道」と改名して再建を図ったが、2007年(平成19年)に全線廃止となってしまった。
3輌の機関車は、当然のことながら内燃化前に、201が石越、202が細倉、203が若柳と主要3駅近くにそれぞれ保存された