岐阜県を走る東海道本線大垣駅から荒尾駅を経て美濃赤坂駅まで僅か5kmの盲腸線が出ていて、美濃赤坂線とか赤坂支線と呼ばれているが、時刻表の名称にはハッキリ「東海道本線」と書かれている。この不思議な「東海道本線美濃赤坂駅」から更に奥へ鉄路が伸びていて、既に旅客営業を廃止しているものの、1日3往復の貨物定期運用を行っている鉄道がある
それが、路線長1.3kmの西濃鉄道市橋線で、現在は2両のディーゼル機関車で運用している。6時9分発と何故か早い時間に美濃赤坂駅を出発するホッパー車を牽引するのは、三菱重工製の40t機関車DD403 2021年(令和3年)9月
広い美濃赤坂駅構内では、貨物を受け取りに来たJR貨物のEF66が停車中。左端が西濃鉄道の機関庫
美濃赤坂駅構内中央にある大きな貨物ホームは既に朽ち果てていた
JR東海の「美濃赤坂駅」が有るはずという事で探してみると、敷地の端に小さな建物。確かに看板は「美濃赤坂駅」と読めるのだが、入り口には改札の柵もICカードのタッチパネルもなく不思議とオープンな駅舎
単式ホーム1面1線の地上駅
JR東海313系3000番台の2輌編成で、大垣~美濃赤坂間を1日15往復程度の旅客営業が行われている