太子駅は、「おおし」と読む。国鉄長野原線(現在の吾妻線)の長野原駅から分岐した太子支線の終点駅であった

1945年(昭和20年)の開業当初は、日本鋼管の貨物専用線であったが、1952年(昭和27年)に国鉄に移管。その後、旅客営業を開始したが、1966年(昭和41年)に日本鋼管群馬鉄山が閉山となり、頼みの貨物がなくなると成す術もなく1970年(昭和45年)に営業廃止、翌年に廃線となってしまった

「旧太子駅」構内には貨車が展示されている。何故こんな車両があるのかよく分からないが、大井川鉄道井川線のcワフ2とcワフ3(形式cワフ0)である。井川線は軌間1,067mmながら車両限界が小さく、貨車の連結器は双頭連結器が取り付けられていたが、この保存車両は普通の連結器が取り付けられている

こちらも大井川鉄道のト111(形式ト100)

はて?ト20(形式ト20)とは? 片や自動連結器で片やバッファー・リンク式となると静岡鉄道のト1の様であるが、見た事のない社紋。調べてみると、駿遠電気(後の静岡電気鉄道)の社紋との事で納得。3年ほど前に静鉄から譲渡されたようなので、その時に静岡電気鉄道時代の形式「ト20」に戻した模様。自連側に立っているバーはハンドブレーキなのか?

ヨ6720(形式ヨ6000)。渡れるようになっているので休憩室にでもなっているのかと思ったら、中は何も無し