愛媛県松山市内を網羅する伊予鉄道は、1888年(明治20年)に松山~三津間に開業した762mmのナローゲージにその出発点を見る。日本初の軽便鉄道であった

伊予鉄道は、路面電車の市内線と鉄道線の郊外線からなる。古町(こまち)駅では、市内線と鉄道線が平面クロスしている。古町駅を出発する元・京王5000形のクハ760形766

直後に、路面電車が一番左の線路から現れ、高浜線の鉄道線2本を超えて一番右奥のホームへ渡る

模型のような見事なクロッシングで鉄道線を越える

一番脇にある古町駅の市内線ホーム。このまま直進すると車庫に入る

市内循環の路面電車モハ50形後期形の69が到着。ゲージが広く見えるが、もちろん狭軌の1067mm

古町駅には、車両基地、工場が併設されている。京王の5000形や2010形が並び、かつての京王帝都電鉄桜上水を思い出させてくれた

撮影日時が書かれていたケースを破棄したらしく、申し訳ないが今となっては撮影年度すら判らない