フルカ・オーベラルプ鉄道(FO) HGe4/4Ⅰ
90年代、フルカ・オーベラルプ鉄道(FO)は、路線の途中にあるフルカ、オーベラルプという2000m以上の二つの峠の名前を社名としていた。残念ながら、沿線に代表的な観光地が無いため経営が苦しく、FOの延長線上にあり同じアプト式ラックシステムで走行していたブリーク・フィスプ・ツェルマット鉄道(BVZ)と2003年に合併し、マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)という観光受けするような名前になり、フルカ・オーベラルプ鉄道(FO)の名前は消滅した

90年代当時のフルカ・オーベラルプ鉄道(FO)の代表的機関車と言えばHGe4/4Ⅰであろう。BVZが1929~1930年に導入したHGe4/4 11~15(前回の7話で紹介)を基に凸型の車体を箱型にしてHGe4/4 16号機が試作され、これを原型としてFO用に製造されたのがHGe4/4Ⅰである

オーベラルプ峠とフルカ峠の間に開けた町、アンダーマットで休むHGe4/4Ⅰ 31号機

1939年から31~34号機が製造され、さらに1943年から35~37号機が追加製造されている

上3枚共アンダーマットにて1993年10月撮影

10月初旬なのに、既にオーベラルプ峠は雪化粧していた

オーベラルプ峠をアンダーマットへ下る31号機。ここは、アプト式ラックシステム区間

当時、ブリークはFOとBVZの接続駅で、氷河急行も機関車の交換を行っていた。ブリークの機関庫で休む34号機 1992年7月撮影