レーティッシュ鉄道(RhB)エンガディン線では、モルタル造りでお洒落な駅舎が多かったが、同じ鉄道でも他の線区を見てみると雰囲気が全く違う

レーティッシュ鉄道アルブラ線、アルブラトンネルの東側(サン・モリッツ寄り)出口にある駅シュピナス。アルブラ峠を越えたエンガディン谷側にあるのでエンガディン線の駅舎に似ているが、こちらは木造である 1994年9月

同じアルブラ線でも、こちらは世界遺産となったランドバッサー橋梁の最寄り駅フィリスール。フィリスールからはダボス線も分岐する。Ge6/6Ⅱ 702号機が入線して来た 1994年9月

クールは、スイス連邦鉄道(SBB)も乗り入れていて、グラウビュンデン州では最大の駅舎であり、レーティッシュ鉄道の本社もある。ただ、レーティッシュ鉄道アローザ線だけは、駅前広場から出発していた 1993年10月

レーティッシュ鉄道ラントクワルト近くのダボス線グリュッシュ駅。突然現れたGe6/6Ⅰが通過 1993年10月

ダボス線のシアース駅。ダボス線の駅舎は木造が多い 1994年9月

本線とアルブラ線との分岐駅、ライヒェナウ・タミンス駅 1994年9月

レーティッシュ鉄道とフルカオーベラルプ鉄道(現在はマッターホルン・ゴッタルド鉄道)との接続駅ディゼンティス。ディゼンティスは修道院の周りに開けた所謂、門前町。この先はアプト式ラックシステムとなる為、氷河急行も機関車を付け替える。停車中のFO Deh4/4 55号機は、日本風に言うと「ラックシステム駆動の電動荷物車」 1994年9月

ディゼンティス構内は、ターンテーブルや車庫が並び、移動機やラッセル車が停車していて、スイスのジオラマ・ファンには大人気の駅 1994年9月

オーベラルプ峠に入り、2000mを超えると駅舎は石造りとなる 1998年11月

フルカトンネルを越えて暫く走るとブリークに着く。立派なブリークの駅舎にはスイス連邦鉄道(SBB)とベルン・レッチェベルク・ジンプロン鉄道(BLS)が乗り入れていて、特に、スイスとイタリアを結ぶ大動脈として重用されていたBLSは、ブリークの北にレッチェベルクトンネルとオメガループが連続し、南にジンプロントンネルが続くという超山岳路線で、次々と大型機関車が投入されてきた。交通の要衝であるブリークで、氷河急行も交差しているのたが、残念ながら乗り入れていたのは駅前広場で、この当時、フルカ・オーベラルプ鉄道とブリーク・フィスプ・ツェルマット鉄道はこのブリーク駅で機関車を交換していた。1992年7月