ダイムラー・ベンツ社が1936年(昭和11年)から1955年(昭和30年)まで販売した「メルセデス・ベンツ170V」である。当然の事ながらセダンが一般的なのだが、個人的にはセダンよりこのワゴンタイプの方が好きである

模型はプラスチックキット(市場価格¥4,000程度)で、1/35スケール「ドイツのデリバリーカー170V」としてミニアート社より発売されている。色々な会社名のインレタがキットには入っているが、かなり地味な「ドイチェ・ライヒスバーン(ドイツ帝国鉄道)」を選択。模型の全長は12.5mm

斜め後方からのスタイルも中々武骨で良い。キットにはキャリアに積むダンボール箱の絵柄が印刷されたシートが付いていた

ラジエターとベンツのエンブレムはエッチング板を使用。塗装でラジエターが詰まらないように注意が必要

リアゲートには窓がなく、ドイツ帝国鉄道のシンボルマーク

動力は、直列4気筒の1.7Lガソリンエンジン。エンジンのすぐ後ろに燃料タンクがある。ワイパーやバックミラーは、3ピースを組み立てるというとんでもないキットだ

車体下部も良く出来ている。シャーシに鋼管2本をX字状に接合した独特の形態が表現されている。さらに、リアサスペンションのコイルスプリングがご覧いただけるだろうか

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