新潟県の代表的なローカル私鉄として存在した新潟交通と蒲原鉄道。方や、新潟鉄道の車両が殆ど解体されてまったのに対し、方や、蒲原鉄道の車両は殆どが保存されているという、その鉄道や車両に対する地域の方々の愛着は両極端である

蒲原鉄道ワ11は、昭和4年(1929年)の新潟鉄工製。現在は、三重県いなべ市にある「貨物鉄道博物館」に保存中 2018年9月

ワ11は、2007年2月には、だいぶ傷んだ状態で展示してあった 自重は6.15t

古い空気ダメが目を引く 2007年2月

蒲原鉄道ワ12は、ワ11と同形式で形式は「ワ11」。現在は、栃木県真岡市の「SLキューロク館」に保存中 2016年1月

蒲原鉄道ト2は形式「ト1」。ワ11と同じ昭和4年の新潟鉄工製である。現在は、栃木県那須烏山市にある「那珂川清流鉄道保存会」に保存中である 2013年1月

この他、ト1とワム1が和歌山県有田市の「有田川鉄道公園」に保存中である。蒲原鉄道には9輌の貨車が在籍したが、その内5輌が保存されているのには驚かされる