アッペンツェル地方のメーターゲージ1 ザンクト・ガレン
スイス東北部、ドイツ・オーストリアと国境を分けるボーデン湖の近くにザンクト・ガレンという城郭で囲まれた宗教都市がある。ザンクトガレンにはスイス国鉄(SBB)の他、アッペンツェル鉄道(AB)とトローゲン鉄道(TB)のメーターゲージが乗り入れていた

ザンクトガレン駅の右がアッペンツェル鉄道BDeh4/4 15号機、左はトローゲン鉄道BDe4/8。アッペンツェル鉄道は「h」とあるのでアプト式ラックシステムを装備している。トローゲン鉄道は、粘着式である

ザンクトガレン市街地の併用軌道をいくTBのBDe4/4 6号機。好みの顔だ

同じ6号機が今度は客車を牽引してやってきたが、この客車の後ろ姿も中々趣がある

城壁の近くを行くTBのBDe4/8 23号機。4/8という事は、2両が固定編成となっていて、片側が付随車という事

連結器を接着してしまったような固定連結器。まるで、模型のようである。TBはその後、アッペンツェル鉄道に吸収合併されている

この町の中心は、ザンクトガレン大聖堂。あまりの大きさに、他の建物と縮尺が違うようだ。大聖堂の付属図書館は世界遺産に登録されていて、16世紀の書物がびっしり並び、その中に立つと鳥肌がたった

ザンクトガレン大聖堂の内部   写真は全て1997年9月

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