オーストリアのナローゲージは殆どの鉄道が軌間760mmである。隣国スイスの殆どの私鉄が1,000mmか800mmなのに、なぜか微妙な違い。この理由を紐解くには、歴史、文化面からの考察が必要で、話が長くなりそうなので割愛する

オーストリア中南部のカップフェンベルクの町にあるカップフェンベルク・ランデスバーンホフからゼーバッハ・トゥルナウまでを運行していたシュタイヤーメルキッシェ州立鉄道(StLB)も保存鉄道となり「テルラーバーン」と言う愛称で車両を走らせていた

THÖRL Kapfenberg Landesbahn 1996.9

StLB6号機の「THÖRL」(テルル)は、クラウス・リンツ製のCタンクで、「club760」が管理している

カップフェンベルク・ランデスバーンホフで試運転を行うテルル

スチームドームには、クラウス・リンツ工場No.2885の銘板が輝く

シュタイヤーメルキッシェ州立鉄道(StLB)の中程に、蒸気機関車「テルル」の名前の由来にもなったテルル駅がある