DE10は、運転席の窓部分、特にサイドは上と横には窓ガラスを貼り付けるのりしろ部分が殆どなく、挙句の果てには、窓の下で車体が折れ込んでいる為にのりしろゼロで、ガラス部分のカットには0.1mm単位の精度が必要となりましたDE10は、どの部分を取っても非常に厄介な構造ですが、このキャブ周りは特に厄介です。窓用ガラスの面倒なカットは、レーザーカット以外には不可能という事になりましたが、通常使用する塩化ビニールは、レーザーカットにより有毒な塩化ガスが発生するため使用出来ず、ポリカーボネートはカット部分に若干の変色が発生するため不可、結局、高価な厚さ0.3mmのアクリル板を加工する事にしました

出来上がった1両分の窓ガラス部品。写真では、ガラス面に天井が写りこんでいるため透明には見えませんが、勿論透明です。ワイパーや手すりが干渉するため、欠き取りが必要となりました