レーティッシュ鉄道の南の中心地はサメダンである。確かに観光地の中心はサン・モリッツであるが、鉄道的にサン・モリッツは現在の函館駅の様に盲腸線の終点になっていて、アブルラ線、エンガディン線の他に、ダボス線からフェライナ・トンネルを抜けてやってくる車両や、ポントレジーナから短絡線を通ってくる車両など、あらゆる車両が通過するサメダンが、ハブとなっている

サメダンで出発を待つポントレジーナ行きのABe4/4 501 1992年(平成4年)7月

この頃は、客車牽引はせず、専ら貨物列車牽引に活躍していたメーターゲージのクロコダイルGe 6/6 415   1994年(平成6年)9月

415号機は、Ge 6/6 の最終ナンバーである。ロッドをガシャガシャ言わせながら走る姿は、本当に素晴らしかった

メーカーズプレートの製造年を見ると1929年(昭和4年)

Ge2/4 221もまだサメダン駅で入替作業や近くの工場からの荷物を運んでいた 1993年(平成5年)10月

221号機は、2パンタであったGe2/4 203を1パンタにして屋根上に抵抗器を載せ入替用に改造した機関車だったが、解体されてしまったのか?

2両の有蓋車を牽引してサメダン近くのエンガディン線マドゥライン~ツオウ間をいくGe4/4 1993年(平成5年)10月