オーストリアのナローゲージは殆どの鉄道が軌間760mmである。隣国スイスの殆どの私鉄の軌間が1,000mmか800mmなのに、なぜか微妙な違い。この理由を紐解くには、歴史を勉強することから始めなくてはならないし、話が長くなりそうなので割愛する
オーストリア南部、グラーツの近くヴィーゼルドルフからシュタインツまで、廃線となった旧シュタイヤーメルキッシェ州立鉄道(StLB)の一部を、シュタインツアー鉄道という名称で保存鉄道としている
シュタインツァー鉄道のメインSLが、StLBのS11こと「STAINZ」(シュタインツ)である。C1タンク機関車で、クラウス・リンツ製No.3034
終点シュタインツ駅の奥に修理工場と保存機が並ぶ。このあと、中央に停車するモーターカーで数キロにおよぶ本線上のドライブが待っていた
本線上にモーターカーを停めて、案内をしてくれた方のご自宅でコーヒータイム。のどかな保存鉄道の午後である