三軒茶屋での打ち合わせがあり、池尻大橋に宿を取った。田園都市線で一駅だが、約束の時間までは30分以上あり、健康も考えて歩く事にした。国道246号線の玉川通りを一直線である。歩き出すと斜めに分かれる道があり、スマホの地図で確認すると先で再び246に合流していて、夕方の246の雑踏を避けて歩くのも良いかと、こちらの道に足を向けた
一歩足を踏み入れると、通りは平日の17時半とは思えない静かさに包まれていて、玉川通りとは全くの別の世界がそこにはあった。晩秋の暮れゆく空と相まって懐かしい街並み歩きとなった 2020年(令和2年)11月
時折通過する車で現実に引き戻されはするが、ここが渋谷から一つ目の駅であるとはとても思えない
この脇道の中程に歴史のありそうな神社があった
神社の参道脇の石碑を見ると「旧大山道」とあり、江戸時代に盛んだった大山詣で(おおやまもうで)の街道であったことが分かった。大山は神奈川県の丹沢山塊の東端にあり、三角形の山体が関東一円から眺めることが出来る山で、嘗ては「雨降山(あふりやま)」と呼ばれるように雨乞いの霊験あらたかとされ、信仰の対象となっていた
現在では、山麓から阿夫利(あふり)神社駅までケーブルカーが運行している。最寄り駅は、小田急線の伊勢原駅 2019年(平成31年)2月
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