5月の連休に秩父の三峰山を訪れ、三峯神社に参詣した。本来、雲取山、妙法ケ岳、白岩山の三山を三峰山と称したそうであるが、現在はこの三山が「見える」三峯神社のある場所が「三峰山」と呼ばれているようである

三峯神社の入り口にあるのは、全国的にも珍しいという「三ツ鳥居」

そして、もう一つ珍しいのが狛犬。三峯神社の狛犬は何と「オオカミ」

こちらも精悍な顔立ちのオオカミ。三峯神社では「狼」を守護神としているので、狛犬が狼になっている

青銅鳥居の両脇に立つのも黒い狼

三峯神社の表参道にある江戸時代に建立された山門「随身門」。江戸時代には仁王像を安置する仁王門であったが、神仏分離により仁王像は撤去されたそうである

山の名前を山門の扁額(へんがく)に掲げる訳はなく、この「三峯山」の扁額は、神仏習合時代の「山号」がそのまま残っていると思われる。2004年(平成16年)に塗り替えが行われ、美しい姿となっている