D51 859号機は、1943年(昭和18年)11月に国鉄鷹取工場で製造され、広島第一機関区に配属された後、1948年(昭和23年)から遠軽(えんがる)に移動し、廃車となる1972年(昭和47年)まで24年間、遠軽機関区に籍を置いた

現在は、太陽の丘えんがる公園に保存中だが、片側のデフレクターに遠軽町章が描かれている。文化財に落書きをしたのと大差がない程の所業であるが、このまま模型化してしまった模型メーカーのセンスの無さにも困ったものだ 2009年(平成21年)7月

デフと手すりは、何とも北海道らしさを感じさせるスタイル

北海道に来てから密閉キャブに改造され扉が付いた

戦時型ドーム(通称:かまぼこ)と重油タンクを装備

テンダーは8‐20Bで、台車は軸バネに重ね板バネを使用して、側枠を鋲接板台枠としたもの

保存されている北海道石北本線の遠軽(えんがる)は、かつては機関区が置かれて常紋越えの起点となり、また、湧別、紋別、佐呂間への乗換駅として栄えた寂しくなってしまった遠軽駅を出発するディーゼル特急オホーツク。左側の機関区跡はいずれ森になってしまいそうだ 2009年(平成21年)7月