1973年は3月に続いて9月にも北海道に渡っている。ただ、世間ではこの時期からSL狂騒曲が鳴り響き、鉄道雑誌は撮影地ガイドと化し、それに伴ってファンの人数が多くなれば自ずとモラルに欠ける輩も出現し出して不快な事も多くなり、この旅行を最後に蒸気機関車の撮影には行かなくなった。その後も、SL全廃まで「SLさよなら運転」などという人寄せパンダ的なイベント列車を撮影に行く事はなかった

羊蹄山をバックに普通137列車を待っていると、牽引機はまさかのC62 3号機。倶知安~小沢間 1973年9月17日

D51 598号機牽引の貨物列車が倶知安駅を発進

やって来た上り普通列車は(当時は)残念ながらDD51 612号機牽引。蒸気機関車の終焉がチラつき始めた

倶知安駅を発車する普通137列車。翌18日も前日に続きC62 3号機が普通列車の仕業に入っていた

余市駅を発車する普通132列車

D51 1153号機牽引の普通121列車。余市発車