レーテッシュ鉄道(RhB)がテリトリーとするグラウビュンデン州の南部の谷合に、サン・モリッツを中心とするエンガディン地方と呼ばれる一帯がある。マローヤ峠から流れ出るイン川に沿って長く延びた谷間の地域で、その中でもサン・モリッツ付近から上流部のマローヤ峠までをオーバー(上部)エンガディンと呼んでいる

シルス湖とシルヴァプラーナ湖の間に建つ教会。風景画の様な景色が続く 1998年(平成10年)11月

シルヴァプラーナの街から見たズルレイの集落

オーバーエンガディン地方はサン・モリッツから奥(上流部)に鉄道がなく、車での移動しかないので、観光客は少ない

オーバーエンガディンは美しい山々とイン川に出来た美しい湖が連なる

谷の一番奥、マローヤ峠の下に広がるシルス湖。

マローヤ峠を源流としエンガディンの谷を流れたイン川はドイツでドナウ川に入り、オーストリアから東欧諸国を流れて黒海に至る