「ダボス会議」という言葉を聞いた事があるとは思うが、その内容をご存知の方は少ない。ダボスはスイス南東部にある小さな避暑地で、ここで開催される「世界経済フォーラム」の年次総会を通称「ダボス会議」と呼んでいるのである。総会ともなると2,500人もの人達が集まるとかで、ホテルはどうすのだろうなどと、毎年要らぬ心配をしている

ダボス線(勝手にそう呼んでいる)は、アルブラ線のフィリズールからダボスを経てラントクワルトまでを結んでいるレーティッシュ鉄道(R h B)の亜幹線である。当然のことながらダボスが沿線では取り敢えず大きな町であり、その中心駅がダボス・プラッツ駅である 1994年(平成6年)9月

電動の貨車移動機Te2/2は71~73の3台が在籍したが、3台共ダボス線の駅に配置されていた。ダボス駅には72号機

ダボス・プラッツ駅に停車中のBDt 1731。1731は日本風の顔を持った二等荷物合造制御車

ダボス線シアース駅にBDt 1721を先頭に到着する普通列車。1721が一番後方の電気機関車を制御している。この後、シアース駅は全面改装され、駅舎から線路配置まで全てが変わってしまった

BDt 1721の前頭部は不思議な形状をしていた

リベットだらけの客車B2231を牽引してシアース駅に到着するGe4/4