下工(くだこう)弁慶号のルーツは、1907年(明治40年)に東京石川島造船所(現・石川島播磨重工業)で製造された軌間762mmの5.5t蒸気機関車。徳山の海軍練炭製造所で使用されていたが、その後、山口県立下松(くだまつ)工業高校の校庭に保存されていた

1981年(昭和56年)に下松工業高校の60周年記念事業で5.5t蒸機は動態化され、「下工弁慶号」として各地のイベントに貸し出されるようになり、写真を撮影した2007年(平成19年)2月には、三重県阿下喜の軽便鉄道博物館で保存展示されていた 

2007年(平成19年)4月には下松市に戻り、下松市役所グリーンプラザ展示格納庫に展示されている

水タンクがボイラーの上に乗っている0-4-0のサドルタンク

弁装置はスチーブンソン式

キャブ内には、可愛いボイラー。椅子の下にはコンプレッサーが見える 写真は全て2007年(平成19年)2月