当時から、大宮駅は高崎線、東北本線、京浜東北線、川越線、東武野田線が乗り入れていて、東京北部の鉄道の拠点であった。何気なく撮っていた写真であるが、懐かしい車両達である

川越線ホームには高麗川行きのキハ35。隣の高崎線ホームには荷物電車。高崎線では、6輌編成の荷物電車が吊り掛けモーター音全開で疾走していた

EF58 133号機牽引の高崎線上り普通列車。後方に見える大きな屋根は、国鉄大宮工場

この時期、まだ川越線には蒸機が走っていたので蒸機を見る事は珍しくはなかったが、東北本線に蒸機が走る事は珍しかった。1日1往復、水戸線から直通のD51牽引の貨物列車があった。水戸機関区のD51 411号機はシールドビーム2灯 東北本線東大宮~大宮間(現在の土呂駅付近)

東北本線東大宮~大宮間には見沼田んぼがあり、ここを越えると登りになる。水戸機関区のD51 551号機

EF15 71号機。電気機関車でもこの坂はきつそうに走っていた

まだ食堂車が連結されていた時代の特急ひばり。東大宮に車両基地が未だなく、複線部分しかない。この後、写真左側に大宮駅からの引き込み線が出来た

大宮~東大宮間で貨物列車を牽引する常磐線内郷機関区のEF80 63号機。右側の工事区域は東大宮車両基地への進入線の新築工事

貨物列車の中に秩父鉄道のスム300。高崎線の貨物には、1編成に数台の秩父鉄道車両が入っていた 大宮駅