1月に急逝された水上氏は常々「製品ではなく作品を作りたい」と言っていた。その良し悪しは兎も角、最後までそれを貫いた。金が無くても組み立ての仕事はしないというライフスタイルが、命を縮める事になったのかもしれないのだが・・・その「作品」の一部である

モデルス・イモン製の「9600キット」から行橋機関区の「59684」を製作

キャブ下部の点検扉が加工されて中が見える。テンダーの外枠部分はエッチングによる表現ではなく、「甲丸線」を半田付けしてある。9600らしく武骨に見えて良い

開けられた運転室天窓から計器類が見えているのが映える

こちらは、モデル・ワムのC58 426(志布志)の加工作品。基本的には製品のままだが、コンプレッサーを交換して再塗装。機関車が軽くて客車を3輌程しか牽引出来なかったので、モデルス・イモン製のタングステン・ウェイトに交換。これで6~7輌の客車牽引が可能となった。高価なウェイトだが効果抜群

製品に付いていた発電機周囲の配管が細過ぎたので、全て交換

ひもの様に弛んでいた汽笛の引き棒(棒なので、たるむはずがない)も交換。実物と同じように発電機の台座を貫通して取り付けてある