1月に急逝された水上氏は常々「製品ではなく作品を作りたい」と言っていた。その良し悪しは兎も角、最後までそれを貫いた。金が無くても組み立ての仕事はしないというライフスタイルが、命を縮める事になったのかもしれないのだが・・・その「作品」の一部である

この当時のアートプロ製私鉄気動車の組み立てはすべて水上氏(ふなこしドック)が行っていた。「南部鉄道キハ40002」は、11mのガソリンカー「国鉄キハ40000」の払い下げを受け、客車として使用した後ディーゼル機関を搭載して動力化した車両。縦樋に付くロートの製作に苦労していた

アートプロ製「上田丸子鉄道モハ3121」のエッチング板を使用した「岩手開発 キハ201」

動力を撤去された「上田丸子鉄道サハ41」

貫通ドアがつけられ、屋根の雰囲気も中々

近江鉄道のクハを電装化した「上田丸子鉄道モハ3121」